各科目の所感

以下に各科目の勉強中に感じた所感を箇条書きのメモに残しておきました。各科目の対策に繋がるポイントとなっていますので参考にして下さい。

☆FAR
2018年Q2:59
2018年Q3:68
2018年Q4:79

会計の保守主義を体に叩き込む。とにかく負債計上して当期に費用認識する。
頭の中では常に仕訳を切る。特に償却原価法、税効果、キャッシュフロー間接法では仕訳力がないとTBSで歯が立たない。
・TBSの表の空欄埋問題は綺麗に収まらない時もある。
「簿記2級(簿記3級)の勉強をしてから」という意見も聞いたことはありますが、個人的にはあまりおすすめしません
日本会計独特の処理が理解の妨げになる可能性あり。「洗替法」「切離法」とある会計処理のうち試験では切離法、有価証券の分類は断然米国会計の方が分かりやすい。
問題集12週、受験3回もかかったが合格後に振り替えると「FARは簡単」の意味が分かる。

☆AUD
2018年Q2:70
2018年Q3:68
2018年Q4:67
2019年Q1:64
2019年Q2:72
2019年Q3:74
2019年Q4:77

理解出来て、問題も解け、過去問や模試で完璧、なのに合格出来ない。
私の中では完全に「地獄のAUD」でした。。
合格者でこれ以上に苦戦された方の話は聞いたことがないですが、この科目に関しては当サイトでも一番深く解説しようと思っています。

☆BEC
2018年Q2:68
2018年Q3:75

・管理会計・ファイナンス論・経済学・IT・コーポレートガバナンスから成る複合科目
・英作文(WC)が運命の分かれ道。問題文をよく読む。
掴みどころのない難解な文章でも、求められる記載はシンプルだったりします。英作文を苦手とする方も多いようなので当サイトでも力を入れて解説していきます。
TBSの難易度は4科目中、最易(体感)。MC対策と英文読解力で十分。
・日商簿記1級の工業簿記とBECの管理会計ではBECの方が深く広く学習する必要あり。
(製造間接費差異分析≒シュラッター図を除く)
・ファイナンス論は証券アナリスト学習者にとっては簡単、そうでないと理解までに比較的時間がかかる場合もありえるかと思います。
・経済学は難易度としては易しめ、だが経済学という学問自体がある程度の難易度があるため初学者は時間をかける必要あり。余談ですが筆者は経済学部卒業ですが、BECの科目内では2番目に時間がかかりました。

☆REG
2018年Q2:52
2018年Q3:75

・企業・個人の税法が主食、理屈ではなく脳に叩き込む。税金に理屈などないと割り切る。
TBSでは必ず、利益所得の調整が出る。ここに関しては暗記ではなく完全理解が必要。私は2回しか受験していないのですが模擬試験でも頻出ですし、何より総合問題として作成しやすく、FARの基礎が出来ていないと解けないですし、受験者間で差が出やすいので必ずと表記して差し支えないかと思います。
・私は証券業界で営業をやっていたので、土地売買・登記手続関連・有価証券の相続贈与に関する税務上の考え方・相続税法、贈与税法・所得としてのordinaryとcapitalの相違点などが何となく身体に染みついていたというアドバンテージは感じました。金融や税制関係者は比較的有利になるかと思います。
・キーワードは「お国が庶民から取り立てる時は世界共通」です。
・一言で暗記といっても大人の脳は基本的に理解を伴わないと暗記効率が悪いと思います。上記キーワードを前提にすると、税の世界も見やすくなると思います。
・4科目中最も伸びが大きい科目となりました。これは自分の中で完全にキーワードが腹落ちした事によるものだと体感出来ました。
・2019年の改定により、「(税負担額の面で)民間に優しく」なりました。

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